ある電話相談にて
そんな労働者なんか、
叩きつぶしてやりゃいいんですよっ!
怒気をはらんで応答するのはワタクシ、自称労働側の社会保険労務士兼司法書士です。今日午前中発生した電話での問い合わせでの発言。
おお、ついに転向したか?とお思いになった方、愕然とされている労働紛争関連のお客さま方、それは違います。ご安心を。
まぁ、言ってしまえば極端な不良社員のあしらいかたを伝授していただけのことですから。
当事務所も、いかに労働側専門と言ったって労働者のいうことが全て正しいなんて思っちゃいませんし、あきらかに常軌を逸した依頼や質問には最初から応対しません。その強烈にひどいのが、よその司法書士さんから転送されてきたので、普段会社側から散々にいぢめられてきた経験を生かして、さらにブラッシュアップして、この労働者を蹴散らす秘訣を伝授してさし上げましたよ。
なにを言ったかはあきらかにできないのですが、退職後の割増賃金請求を骨子とするこの労働者側からの請求、僕の助言が生きるなら、ほとんど通ることはないでしょう。それが可哀想だなんて全然思いません。
ところで。この相談をしながら
- たまには こんなのも いいな
なんて思ってしまった僕は…不純であることを否定しませんが、いつも向こうにまわしている会社側の弁護士の気持ちが少し見えた気がします。ただ彼らの大部分は、僕とお客さまを単なる素人と単なる司法書士と評価して最終的には失敗するのですが、お金を請求される側に立って言い逃れの作戦を立案するのって、基本的にラクなんですよ。
しかし。
そんな軟弱な気分を振り払うように、というわけではありませんが、先日、当事務所の利用案内と事務所案内を『より、労働側としての態度を鮮明にする方向で』更新しました。紹介がないと企業側の相談にも応じないので、事実上これで会社からの依頼は受けない形にできるでしょう。
ただ当事務所には骨のあるお客さまが多々おられまして、かつて給料未払いで来たのにしっかり起業してしまう、という人もいらっしゃる。この方達とはおつきあいをつづける中で…冒頭のような発言も、いつか飛び出してくるかも?代書やさんと言ったって、言われるままに書類を作ってオシマイなどと言うことはないので、誰がよくて何が悪いか、は自分で決めますよ、と言う立場を常に取っているつもりなのですが、最初僕のところに電話をかけてきたこの方、紹介をうけたとはいえ労働側を標榜している僕にこの相談を持ち込むことにいくぶん遠慮がちだったようで。その遠慮を払拭するためにもあえて極端な表現を使った、という面もあったりします。
さて、あしたから3日間、出張です。静岡-東京-栃木-群馬-長野-名古屋と、青春18きっぷで地を這ってくる予定。題して『旅行書士 夏色物語』…というのは言い過ぎですかね。ともあれ名残の夏を楽しんできます。
ちなみに「夏色物語」は、関係破綻寸前?の男女の微妙な間合いを描いた辛島美登里の珠玉の一曲。客観的には僕にはまったく無関係な世界(笑)の一曲ですが、BGMに採用すべくMP3プレーヤーに収容しました。いかにも晩夏の夜にふさわしい感じがします。
出張中は、また小刻みに投稿するブログになりますので、みなさまほどほどのタイミングで目を通してやってくださいませ。ただし、『ほどほどに』が肝心です。時間の使い方を間違えないことが、資格試験合格の必要条件なんですよ。ねぇ、今日コメントをくれた方?
2020.12.01修正
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