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2006年8月

夏の夕方 図書館で

夏の夕方 図書館で

 今回の出張の最大の目的は、昨日栃木の裁判所で設定された弁論準備期日の様子をみることにありました。
ですが、今回は傍聴の上申書をあげるどころか裁判所構内にさえ立ち入っていません。裁判所庁舎の向かい側にあるこの図書館で、お客さまからの連絡を待っています。
 思惑は、もちろんあります。どうせ裁判所関係者は見てないブログでしょうから(それに、見ていてもそれを反映することはできないでしょうから!)説明しましょう。
 この訴訟、すでに僕は三回この裁判所に出頭して原告と同席しています。傍聴ではなく、お客さまの隣に座っています。傍聴の希望を出したら、なぜかそうした扱いになりました。
 これは裁判所側がなんらか(おそらくは和解に向けて)の配慮のもとにそうしたのですが、それがかえって本人訴訟最大の魅力=お客さまが直接裁判官にものを言えること、をいささか損なっている、という気がしたのです。そこで。
 昨日15時54分の時点、つまり期日開始6分前に、お客さまに電話で指示を出しました。
 
 −この打席は、好きに打て!−
 
 と。現在の心情でも訴訟指揮への希望でも和解意思の有無でも言いたいことを言ってもらってよし、なんらか仮に予期せぬ大失敗が発生した場合でも、次回の期日に僕がまた何食わぬ顔して出頭し、前回はちょっと問題がありまして云々、と言って復旧してやるから思うようにやれ、ということです。
 
 と、いうことで。
 
 お客さまも裁判所も、なかなか『好きにやってくれた』ようです。しかもこちらの望む方向をしっかりと見すえながら。おかげで僕は1時間ほど、この図書館で首を長くすることになりましたが、それも1つの成果、というべきでしょう。
 お客さまが何をやったか、裁判官がなにを言ったか、はもちろん秘密ですが、僕はこの訴訟のゆくえを楽観しています。訴訟代理人だったらこんなマネは絶対できないのですが、今回採用したこの作戦、案外いいかもしれません。
 おそらくはここまでの思惑はくみ取られていないはずですが、この期日に裁判官がお客さまに、『今日は(司法書士なしの)お一人ですか?』と言ったとか。まぁ毎度毎度名古屋からやってくれば、顔は覚えられますわな。
 ご心配いただかなくても、次回の期日はちゃーんと裁判所の廊下で待機します。次回の期日は月曜日。図書館はお休みです。
 
 さて、行程は順調にすすんで、中央本線小淵沢までやってきました。15時29分発の長野行きに乗ってしまえば、塩尻−中津川と2回の乗り換えで20時前には名古屋到着です。
 あしたから、また通常業務にもどります。つぎの出張は来週東京・再来週大阪の予定です。

ソースカツ丼侮り難し

ソースカツ丼侮り難し

13時15分の小淵沢行きまで、40分ほど時間があります。
ふらっと入った駅前食堂のソースカツ丼が思っていたよりおいしく、ますますご機嫌で小淵沢行きに乗り込んだのですが、この列車も空いています。あと一度だけ小海線内で降りられますので、半分寝ながら適当に見繕って行きましょう。次の停車駅は、野辺山です。

不閉門にて

不閉門にて

眼下には、千曲川。
19年前と、たぶん変わらない流れです。
10時08分小淵沢を見送り、ここ懐古園へきたのは、前回来訪時に天気がよくなかったのが心残りだったから。次の11時24分発小海行きは、小淵沢への接続がないのでよく空いています。今日の余裕時間は全部小海線に使って遊んでみます。

軽井沢 通過。

軽井沢 通過。

別にこんな(都会だか田舎だかわからん)街に興味はありません。最低限の滞在時間でしなの鉄道に乗り換えて、さっさと小諸へ向かいます。とはいえ15分の接続時間で食したかけそばは、注文の都度茹でるとのことでなかなか美味でした。若干とうの立ったお姉さんの接客態度も、さすがおぎのやと言う感じです。

写真のとおりの上天気なので、小諸からは小海線に乗り換えてみるとしましょう。

転換バス軽井沢行き

転換バス軽井沢行き

関東平野は、ここで終わり。
信越本線横川です。
長野新幹線とバーターで捨てられた在来線の転換バスへの体験乗車が、今回の長野経由の目的の一つ。バスはほぼ満席であるにも関わらず馬鹿な鉄道マニアが座席に銀箱をおいて平然としており見苦しいのですが、その影響で席にあぶれた眼鏡っ娘が、隣の席に座っています。何がいいやら悪いやら。

今日は足利から名古屋へ

今日は足利から名古屋へ

渡良瀬川の朝風は、もう秋の涼しさです。見上げれば空には、刷毛でひいたような雲の筋。
まずは駅まで20分、とことこ歩いて『よその街で迎える朝』を一人楽しんでみます。
旅行中に限り目覚まし不要、という芸のおかげで5時42分、潜伏先の健康ランドで目を覚まし、一風呂浴びて6時41分足利発高崎行きに。不気味なほど予定通りです。

これから青春18きっぷ1日分を使って名古屋まで戻るのですが、いつもの東北−東海道本線経由を採りません。まずは群馬県高崎へ、さらに長野県小諸に入ります。
後の予定は、調べてはありますが決まってはいません。
では、旅行書士の名残の夏を楽しんでみましょう。

宇都宮22時43分

宇都宮22時43分

お客さまから、少々たかり過ぎました。
一人で餃子6人前は、ね。
今回の期日でこの事案が進む方向は見えた、という安心感から、気持ちよく酔ってたどりついたのは『東武宇都宮駅』。栃木への最終電車は1分前に出ています。
最終的にはJRで足利まで行かねばならず、次の新栃木行きでは乗り継ぎが成立しません。
ですがそこは旅行書士。あわてずさわがずタクシーで、JR宇都宮駅へ移動します。首尾よく上り最終に間に合って、小山からの両毛線の接続も成立です。あとは僕が東武宇都宮から帰ったと思っているお客さまへの説明ですが、それはこのブログをもって換えるとします。
明日は一日、フリータイムです!

ここまで来ると、安心します

ここまで来ると、安心します

都心でぱらついた雨は、大宮までに上がりました。空からは薄日がさしてきましたが、かえって日が短くなったことにきづかされます。夏の終わり、です。
15時を回った下りの列車は程よく空いてきて、この川を渡れば、小山はもうすぐ。
この、東の利根川と西の相模川の間が僕にとっての『苦手な場所』なので、今日も無事に通過できてホッと一息、といったところです。小山で両毛線に乗り換えて、裁判所にはつつがなく到着できそうです。

熱海駅にて

熱海駅にて

熱海から東京方面へは、特急が先発します。当然ながら青春18きっぷの僕には選択の余地がないのですが、中にはここから特急の指定席にのるひともいます。僕にはそれが不思議なのですが、座席を指定出来るのと少し速く着く以外に、なにかメリットあるんでしょうか?
…などと交通機関選択の合理性を問える立場でもないな、とたった今気付きました。新幹線を使うなら、いま名古屋を出ても間に合うはずです。
これから首都圏を突っ切って、小山まで向かいます。

それは素敵な『2000番台』

それは素敵な『2000番台』

たとえ根拠が皆無でも、明日はいい日だと信じてみるのは悪くありません。ここは東海道本線吉原駅。11時07分の列車が入ってきます。
この東海道本線豊橋−熱海間で、何も考えずに乗れた列車がセミクロスシートの111系だと(別に113・115系でも可ですが)、『あぁ、今日はいい日だ』と思えてしまいます。運が悪いとこの区間約3時間強をひたすらロングシートで行く(仕事も仮眠もできない)こともあり、東京進出を目指す旅行書士にとって最大の障害なのですが、今日のように一本目で希望の車両に出会えると、その日は一日ご機嫌です。しかもシート幅の広い車両に当たり、熱海から小山まではグリーン券を買ったので、今日は安楽な日程です。青春18きっぷの旅は、こうでないといけません。

今日の運転手さんは『当たり』

今日の運転手さんは『当たり』

10分遅れで名古屋インターに入ったバスは、珍しく回復運転をしてくれました。
定時より6分の遅れで静岡駅に着くことができたのは上出来です。おかしな運転手さんだと、漫然と増延したりもしますから。
20分は遅れるつもりだったのですが、うまい具合に早くついたので、一駅だけ新幹線にのってしまいます。
根拠はないのですが、明日はいいことありそうな気がします。
今日の旅は、もうすぐ終わりです。

出発遅延 そのわけは?

 本当なら午後のはやい時間に名古屋をでて静岡県富士市の実家に向かっているべき今回の出張。最終的に事務所をでることができたのは、16時ちょうど、名古屋法務局への書類提出が終わったのが閉庁間際の16時50分、そこからさらに名古屋中央郵便局駅前分室で郵便物を全部出して、今日のしごとを終わらせたのは17時22分です。17時30分の静岡行きに、よく乗れたもんです。
 この遅れの理由は単純かつ致命的なもので、『やるべき仕事を1つ見落としていたのを出発間際に見つけたから』。詳しくは言えませんが、債務整理がらみで明日までに裁判所にださないとお客さま(この人は債権者)の権利が7桁単位で吹っ飛ぶのがあったのです。
 しかも。これって作ったことのない書類。
 さらに。裁判所側も「(この申立は)きわめて珍しいですねぇ」と、なかなか呑気なことを言っています。その分野の担当さんもいらっしゃらないとのことで、しょうがないのでものの本を参考に全5ページからの申立書を一気に作って、なんとか今日中に速達で飛ばせばまにあう、というところまでもってくることができました。
 いつも、数日がかりの出張にでる前は、仕事を追い込んだり仕事に追い込まれたりして(たいていは後者で)大騒ぎになるのですが、今回は納期に少々遅れての登記申請一件、予定通り作成の裁判書類一件、さらに締め切り間際に突如発覚した、というより損害賠償ものの大失敗を首の皮一つで免れたこの裁判書類一件、さらに仕事がらみの郵便物二つを抱えて事務所を出発することになりました。三件の書類がみんな『違う県』へ出すものだ、というのはなかなか楽しいところです。
 さて、これで僕の夏休みの宿題はなんとか8月末日まえに終わることができたのですが、一方であした午前中に東京でやるべき仕事が1つ、来月に延期になりました。これで明日は16時までに宇都宮地裁栃木支部までたどり着いていればよいことになったので、少しゆっくり起きることができそうです。
 明日は青春18きっぷを使って、富士−沼津−小田原−小山−栃木−宇都宮−小山−足利と移動する予定。やはり青春18きっぷはこれくらい使わないと、使った気がしません。今日は名古屋から富士に動くだけなので、青春18きっぷ使用による経費削減効果は1500円程度しかないのです。
 それに湘南新宿ラインのグリーン車をつかえば、沼津または熱海から小山まで、950円のグリーン車で一気に首都圏を横切れるのがありがたいところです。ロングシートの車両にあたりやすいこの区間で青春18きっぷでの普通列車グリーン車使用が解禁されたのは一種の誘導のような気がしますが、僕はこの区間、グリーン車を使うことが増えました。といっても一乗車950円、新幹線自由席のほうがまだ贅沢だと僕は思います。
 と、ここまでかいたら。いきなりサブノートPCのバッテリー切れ。バッテリー残量をレポートするソフトウェアを立ち上げたら『残量0%』といきなり表示してきたのですが、こんなの初めて見ました。いつもならいきなりシャットダウンするか強制的に起動を拒否されるかなので、『なにか故障か?』と思って画面を見つめること20秒。なんのことはない、ただの電池切れです。
 頼みの綱の外部バッテリーも、前回の出張時から充電しておらず、のこり20%のインジケータが1つ頼りなげに点灯しているだけです。しょうがないので今日はPCの使用をうちきって、のこりの外部バッテリーの電気でサブノートPCに充電し、バスが浜名湖SAについたらこれを投稿することにしましょうか。
 ただいま19時12分。晴れていれば残照が残る空は、今日は早くも真っ暗です。あと3時間は晩ご飯にもありつけないし、なんだか気が滅入ってきました(笑)

17時過ぎて、まだ名古屋

17時過ぎて、まだ名古屋

これから出発です!
…と、言ってはみたものの。
当初の予定ならもう実家に着く時間。
今回の出張は、少々意気の上がらない出だしです。
出発『後』まで決まらない明日の予定がたった今確定した結果、9月あたまに東京まで行くことになりました。これに青春18きっぷ一日分を回すことに即決して、17時30分名古屋発静岡行き東名ハイウェイバスに乗り込んだのは発車2分前。
まずは今日の目的地、静岡県富士市の実家を目指します。

ある電話相談にて

そんな労働者なんか、
叩きつぶしてやりゃいいんですよっ!

 怒気をはらんで応答するのはワタクシ、自称労働側の社会保険労務士兼司法書士です。今日午前中発生した電話での問い合わせでの発言。

 おお、ついに転向したか?とお思いになった方、愕然とされている労働紛争関連のお客さま方、それは違います。ご安心を。

まぁ、言ってしまえば極端な不良社員のあしらいかたを伝授していただけのことですから。

 当事務所も、いかに労働側専門と言ったって労働者のいうことが全て正しいなんて思っちゃいませんし、あきらかに常軌を逸した依頼や質問には最初から応対しません。その強烈にひどいのが、よその司法書士さんから転送されてきたので、普段会社側から散々にいぢめられてきた経験を生かして、さらにブラッシュアップして、この労働者を蹴散らす秘訣を伝授してさし上げましたよ。

 なにを言ったかはあきらかにできないのですが、退職後の割増賃金請求を骨子とするこの労働者側からの請求、僕の助言が生きるなら、ほとんど通ることはないでしょう。それが可哀想だなんて全然思いません。

ところで。この相談をしながら

  • たまには こんなのも いいな

なんて思ってしまった僕は…不純であることを否定しませんが、いつも向こうにまわしている会社側の弁護士の気持ちが少し見えた気がします。ただ彼らの大部分は、僕とお客さまを単なる素人と単なる司法書士と評価して最終的には失敗するのですが、お金を請求される側に立って言い逃れの作戦を立案するのって、基本的にラクなんですよ。

 しかし。

 そんな軟弱な気分を振り払うように、というわけではありませんが、先日、当事務所の利用案内事務所案内を『より、労働側としての態度を鮮明にする方向で』更新しました。紹介がないと企業側の相談にも応じないので、事実上これで会社からの依頼は受けない形にできるでしょう。

 ただ当事務所には骨のあるお客さまが多々おられまして、かつて給料未払いで来たのにしっかり起業してしまう、という人もいらっしゃる。この方達とはおつきあいをつづける中で…冒頭のような発言も、いつか飛び出してくるかも?代書やさんと言ったって、言われるままに書類を作ってオシマイなどと言うことはないので、誰がよくて何が悪いか、は自分で決めますよ、と言う立場を常に取っているつもりなのですが、最初僕のところに電話をかけてきたこの方、紹介をうけたとはいえ労働側を標榜している僕にこの相談を持ち込むことにいくぶん遠慮がちだったようで。その遠慮を払拭するためにもあえて極端な表現を使った、という面もあったりします。


 さて、あしたから3日間、出張です。静岡-東京-栃木-群馬-長野-名古屋と、青春18きっぷで地を這ってくる予定。題して『旅行書士 夏色物語』…というのは言い過ぎですかね。ともあれ名残の夏を楽しんできます。

ちなみに「夏色物語」は、関係破綻寸前?の男女の微妙な間合いを描いた辛島美登里の珠玉の一曲。客観的には僕にはまったく無関係な世界(笑)の一曲ですが、BGMに採用すべくMP3プレーヤーに収容しました。いかにも晩夏の夜にふさわしい感じがします。

 出張中は、また小刻みに投稿するブログになりますので、みなさまほどほどのタイミングで目を通してやってくださいませ。ただし、『ほどほどに』が肝心です。時間の使い方を間違えないことが、資格試験合格の必要条件なんですよ。ねぇ、今日コメントをくれた方?

2020.12.01修正

まずは続けることでしょう

 平成13年8月26日は、日曜日でした。8月最終週の日曜日は、毎年社会保険労務士試験の日と相場が決まっています。

 その時点で僕は、工場に脱法的に人材派遣をおこなう怪しい有限会社で働いており、勤務のシフトは午前1時30分から8時45分まで。皆勤手当は2万円つきました。

 よりによって8月最終週にかぎって週6日=土曜日の夜のつづきである、暦日では日曜日の深夜は勤務だったのです。僕は考えました。

 欠勤して2万捨てるか、寝不足覚悟で出勤し、実働6時間30分はたらいたあと試験をうけるか。もちろん社労士試験は午前午後の一日にわたる長丁場です。

 結論としては

 8月25日土曜日 午後10時起床 当時は名古屋市近郊から自動車で、名古屋市南区の工場まで通っていたが、この日だけは『最終の特急』をえらんで勉強しながら出勤。

 同日午後11時30分すぎ 勤務先到着。そのまま勉強開始

 8月26日日曜日 午前1時30分-午前8時45分 何食わぬ顔して勤務完了

 同日午前9時-10時 バスで宝生町-新瑞橋へ。新瑞橋から塩釜口の名城大学へはタクシーを奮発して移動。

 同日午前10時30分 受験開始

 などということをやってみたのですが…首の皮一枚でも受かってしまえばね。今思えば我ながら無茶やったもんです。

 僕にとっては、夏は受験の季節です。司法書士・社会保険労務士、大学時代に受けた国家公務員Ⅰ種・Ⅱ種(林学)、地方公務員上級(三重県 行政)も初夏から夏でした。公務員の3つの試験はすべて『一次にうかって二次に落ちる』=お行儀悪すぎだった、ようでその後の進路決定の参考になりました。今はこうして民間でのびのび仕事ができている。

 公務員はともかくとして、士業の試験などいくつになっても受けられます。はじめるのもあなただし、辞めるのもあなた。続けていればいつかかなうわけでもない(系統的な努力は必要なんで、単に諦めなければよいとは言わない)のですが、続けなければ受験会場にすらたどり着けません。受験前も開業後も、イイも悪いもあなた次第の素敵な世界です。

 この仕事をしていて、いろいろな資格を目指している人がお客さまとしてやってきました。税理士・不動産鑑定士・中小企業診断士・司法書士・社会保険労務士・弁理士と。今日は少なくとも二人の方が、社会保険労務士試験を受けているはずです。

 この方達からみて僕はおそらく、資格とって開業すればそれで成功者とは到底言えないということの見本になっているはず(笑)です。まぁ受かってもらえさえすれば一瞬で僕の事務所を越えていかれるような方々ばかりですので、仮に今回不本意な結果になっても動揺せずに、必要なんだから取る、運転免許と同じだ、と思って継続して欲しいと思います。

 とは申せ。僕もそろそろAFPの受験を目指して体系的に勉強しないといけません。事務所の売り上げは立っているのだからお金がないという言い訳もできないし、来年中に合格することを目指します。これは司法書士にとって、あきらかに『必要な資格』ですからね。

それでもやっぱり一日仕事

それでもやっぱり一日仕事

綿をちぎったような雲が時々日差しをさえぎると、涼しい風がふいてきます。
時刻は14時53分。岐阜バスせき東山待合所です。
ここから名古屋への高速バスに乗れば、今日の出張はおしまい。美濃市〜関市間で、運転本数が1時間1本に満たない路線を4回乗車した割には、仕事が早く終わりました。
とはいえ今から戻っても、家に着くのは17時過ぎ。三時間分しか出張料金を請求していないのはいつもながらのご愛嬌といっておきます。
心は早くも次の出張へ。来週は、栃木まで行ってきます。

たいへんうまくつながりました

たいへんうまくつながりました

このバスのおかげで、一気に関の市街地へ戻れます。
現在地は岐阜地方法務局関出張所前。時刻は14時02分。
一日4便のコミュニティーバスが、8分後にやってきます。

ここはうだつの上がる街

ここはうだつの上がる街

とおりを一つ入った途端に、時間が一気に戻りました。
黒い壁。
狭い道。
艶やかな瓦の二階家が続きます。
醤油で煮しめたような婆さんが道の真ん中をゆっくりゆっくり歩き、フィールドワークの女学生はノート片手に、軒先の一点を見詰めて微動だにしません。不幸な僕は次のバスの時間を気にしながら、でもささやかな贅沢として、少し回り道をしていくことに決めました。ちょうどお昼の時間なのですが、うっかり腰を据えると動きたくなくなりそうな気がします。いつかまた、この街に来るとしましょう。バスはこの、美濃市から南へ、岐阜に向かいます。

調査完了!

調査完了!

滞在時間40分。
この次のバスは1時間30分後。
希望のバスの時間4分前に、どうにかバス停に戻ってこれました。見てのとおりののどかに山村ですが、しっかり民事紛争の舞台になったわけです。
ところで、今回市街地から乗ってきたバス路線は山を越えて隣の村まで行く路線なのですが、帰りも同じ運転手さんがご担当。

30分くらいで終わりかぁい?

興味津々と言った風情です。たしかに行きの便でも帰りの便でもお客は僕だけだったから、目立ちましたよね。

うだつの上がる街へ

うだつの上がる街へ

うだつの上がらない代書やさんが行く…、と言うのはこの街に旅した人達のブログにお約束のように出てくる表現ですので、僕もそれにならってみましょう。
昨日の記事で書いたとおり、名鉄バスセンター7時40分発高速バスで出発です。
出発番線の前に来たのは5分前。妙に列が延びていて一瞬焦ったのですが、どこか嬉しそうな列の正体は『バスハイキング 麦草峠』。
なるほどあそこへ行くなら、少なくともうだつが上がるの上がらないのと思い悩む必要もないか、と一人ごちてこちらは乗車人員5名のバスへ。
この路線は初めて乗るので、一番前の席に陣取れば、雲一つない空。麦草峠行の連中が頬をゆるめるのもわかります。こちらはこちらで、それなりに楽しんできます。

それはよくある見込み違い

ちょいと一回のつもりで請けて

いつのまにやら大出張

気がつきゃ辺鄙なバス停で呆然

これじゃ事務所が儲かるわきゃないよ

わかっちゃいるけど やめられない♪


というわけで(どういうわけだ)、旅行書士のお仕事です。

 明日はちょっと『うだつのあがる町』へ行ってきます。提訴前の現地調査なんですが、お客さまに『(目的の市まで)高速バスで1時間ちょっとです』と言われて

じゃぁ出張料金は3時間ぶんでいいですよ

と言って現地調査&市役所で住民票請求&法務局で謄本請求の依頼をかるーく受けたらさあ大変。一通りの計画を終えて、ただいま少々顔色が変わっております。

 現在、時刻は8月24日23時57分。どうやら明日は名鉄バスセンター7時40分のバスに乗らないと、一日で仕事がおわりません(うぇぇ)

 本件事案にはワナが…というより僕を狙って仕掛けられたものではないので肥だめとでもいうべき初期条件が、いくつか存在していました。

  1. 高速バスで1時間ちょい、と言われたが、実は2時間弱。
  2. そこから現地へのバスは1時間に1本程度、とのことだったが昼間は2時間あくことがある。
  3. 法務局はとなりの市にあって、岐阜地方法務局のウェブサイトによれば『もよりの駅から徒歩30分』。

ま、これだけあれば、ネタとしては十分だと思います。ふん!

 それにしても。ちょっと隣県へ行ってくるだけだ、と思いこんだ僕が馬鹿でした。旅行書士を名乗るようになって16ヶ月。未熟な僕にとっては、まだまだ日本は広いです(苦笑)。

 ですのでとりあえず、8月25日は終日、事務所での電話受付を休止します。うだつの上がる町、で検索をかければ東京のお客さまにも大阪のお客さまにもバレバレなのですが、一応あしたの投稿でタネあかしをしましょうか。昨日の記事で触れた二人のお客さまからの依頼はいずれも依頼になって、これで9月一杯食っていけるだけの売り上げが立つので、まぁここで一日つぶしても焦りはしない、ってことにします。

じゃ、森の香りの空気をしこたま吸ってきますよ(遠い目)

資格とクルマと管轄いじり

三題噺のようなタイトルをつけてしまいましたが、この記事は『おそるべし、偶然の一致』というタイトルで行こうか最後まで迷いがありました。ではこの事務所に今日何がおこったのか、の話にいきましょう。

今日は平日であるにもかかわらず紛争初動での裁判事務にかんする相談が2件、午後と夜に設定されました。その二つ目が終わったのが午後9時過ぎ。なにか違和感があるのです。普段ならくっきりと対照して記憶できる二件が、なんだかあたまの中でごちゃごちゃと混じっています。頭のネジはこの暑さであらかたゆるみきっているので、なにか他の原因があるはずです…すると。

今日の相談の二人のお客さまには妙な一致があることに気づきました。まず相談内容として

割増賃金じゃない

ひさしぶりに勤怠入力も計算も分厚い別表も作らんでいい、というところで若干緊張がゆるんでしまったようです。そもそも割増賃金支払い請求とそれ以外、という分類に無理があるんじゃないのか、という指摘が有資格者の皆様から出てきそうな気がしますが…この事務所では割増賃金ネタの方が『それ以外』より多いので。

つぎに、これはおもわず笑ってしまったのが

訴訟管轄をこちらに引き寄せる必要がある

ま、適当な理由と請求をくっつけて(あるいは、見つけて・選んで)他県に住んでる奴を愛知県内で訴えてやろう、という工作を二件とも考えています。うち一件はかなり強引。

さらに

自動車がかかわってくる

ここまでくると単純に偶然なのですが、請求の無視できない部分が自動車というブツの存在によって語られることになりそうです。受託できたら、の話ですがね。

最後のとどめが

お客さま二人はそれぞれ○理士を目指しているとのこと

相談が終わったあとで気づいたのですが、笑うだけ笑ったあとで、絶対ウソだろこれ、何か示し合わせてここへ来てないか?と勘ぐりたくなりました。いやはや不思議なこともあるもんです。びっくりしました。

秋からにぎやかなことになりそうです

 たったいま、延べ17ヶ月分の勤怠記録の入力が終わったところです。夕方の激しい雷もいつしか静かになって、ただいま時刻は21時32分。最近は暑さのせいもあって、一番調子のいい時間が夕方~夜のはやい時間帯にずれてきているような気もします。

 さて、現時点で当事務所が持っている給料未払い関連の訴訟は二つ。今月末と来月あたまに期日が設定されています。ただし、このうち一つは争いようがない案件。すぐ終わるはずです。もう一つは『しっちゃかめっちゃか』になる、というより既になってる案件。

 そこへ、今月末で提訴可能な形になる案件が3つ加わる予定です。僕の読みではこの三つはいずれも、初期段階であるていど派手に殴り合うことになるはずのもの。

 さらに来月中旬に出せるものがもう1つあって、これも…たぶんこじれます。

 問題もいくつか出てきます。まず、これら合計4つのうち3つは東京地裁&東京簡裁での案件だと言うこと。第一回期日はわりと傍聴に行くようにしているのですが、さすがの僕も毎週毎週東京にいくようなことになるのはちょっとな、と思います。さらにこの秋もう一件、これは茨城県内での提訴になるのがあるのでひょっとしたら、栃木・茨城・東京3件の裁判事務を同時に面倒見ることになるかもしれません。

 ま、そうなったらなったで執務場所を静岡県富士市(東京まで普通列車でたったの三時間)の実家にうつして、実家のADSLモデムにこっちのVoipアダプタをくっつけてIP電話は向こうでうけてしまい、060-のEコールは設定変更で着信先を実家の電話にしてしまえば・・・

 ほとんどの人には気づかれないはずだ(笑)

 あとは愛知県内だけで運用している0120-の番号について、お金をかけるなら電話を転送してしまうか、お手軽にやるならウェブサイト上から表示を消してしまうかすれば完璧かもしれません。

 というわけで来月以降この事務所はどこにあるか不明です。西日本のみなさん、さようなら。

 などといったら道義的にも大問題ですし、司法書士法施行規則第19条違反で引っ張られるのでやりません(一人の司法書士が二つ事務所はもてないのです)が、なにか工夫は必要になってきます。そもそも僕の場合、サブノートPCと職印持って歩いてどこでも仕事をし、必要な資料は図書館で漁り、印刷が必要なら公衆電話からPDFをアップロードしセブンイレブンからネットプリントで打ち出してしまうので問題なし、などと本気で言ってる関係上、事務所という装置への束縛がほとんどないわけで。その気になればカバンに腹巻きに帽子かぶって全国を放浪するフーテンの慎さんになりかねないこういう業態は法的に可能か、とまじめに考えると精神的に少々よろしくない気がします。

 ですのでやっぱりしばらくのあいだ、おとなしく名古屋に『事務所』をおいてはおきますが、そのうち旅行書士から流浪書士に変わるかも?

 もっとも、そんな話を聞いた友人の司法書士さん(伊勢市のひと)はひとこと

 三重にはセブンイレブン無いで。

 と。こんなときの三重弁は残酷に響きます。

 ともあれ。この秋から同時に面倒をみる案件が一気に増えて忙しくなりそう。

 そういえば九州でもう一件、夏か秋頃に退職金請求訴訟をやろうという話があったんだけど…たぶんこういう絶妙なタイミングで話がでてくるんだろうな(笑)

 青春18きっぷは僕が中学のころからずっと使っていましたが、ネットプリントだのEコールだの電子メールだのIP電話だの、距離を感じさせない効用をもつ便利な飛び道具が増えて、大変結構な時代になったもんです。

 とはいえ最終的には人間様の顔を拝んでみないと仕事が始められないよ、という旅行書士は、あるいは古い考えの人間なのかもしれません。メールと電話だけで全国の依頼に対応する、とうたう多重債務や会社設立や相続登記のウェブサイト(きっと儲かるんだろうな)を見ていると、そう思います。あえて寅さん風にいうならば

 それをやっちゃあ、おしめぇよ

 と思うのですがね。

ラジペン片手に日報入力

 ぎこぎこぎこぎこ

 ぎこぎこぎこぎこ…ブツッ

 この三日ほど毎日こんなことをやっているのですが、いっこうにはかどりません。せめてこれだけはお客さまにやってもらうようお願いしてもよかったかも。

 今月いただいた割増賃金支払い請求訴訟の訴状作成依頼は、例によって延べ17ヶ月分の日報とタイムカードの記載状況をチェックし勤怠時刻を入力しなければいけません。

 それだけならいつもの作業だ、二日で済む、と踏んだのですが、例によって油断の陰にブログのネタは隠れていました。

 今回あずかった書類は、日報が各月ごとにホチキスでまとめてあり、ADFつきのスキャナをつかって一気に複写する(甲号証の番号も同時に付与する)ことまで考えると入力時にこれを全部はずしてしまう必要があるのです。

 それだけならいいのですが、妙に強力なホチキス針で綴じてあります。手では取れません。しかたがないので工具箱からラジオペンチを出動させます。紙に食い込んだ針足をまっすぐにし、おもむろに引っ張って…もともとこの種の作業が手際よくできないから代書やさんを職に選んだような人間なので、作業としては一本抜くのに2分かかるんじゃないのか、という遅さです。

 抜いた針を手にとり、鈴木は目を細めた。

 かすかにつややかな銀色に光るメッキ。肩幅11.5mmの端正な直線。長さ10mmの針足がしどけなくうねる姿がわずかに紙束と結ばれていた縁を止め、さながら後朝の別れを嘆く女の姿さえ思わせる。

 こいつは、M●XのMS91180だ。間違いない。

-などと一瞬でホチキス針を同定したうえに妙な隠喩で描写するほどのオタクではないのですが(←十分やってるよ、って? ちなみに縁は『よすが』後朝は『きぬぎぬ』と読んでください)、みればなるほどこの機種は穿孔能力が高いです。たしかコピー用紙70枚ぐらいまではこれでいけたはずですね。メーカーが推奨する数値ではありませんが。

 おかげでこっちは日報一ヶ月さばくごとにラジオペンチで針足を起こして(ちなみに『針足』『肩幅』というホチキス針の用語は今日初めて知りました)ぎこぎこ引っ張って…たまに破断する(『ぶちっ!』)ので手間は2倍になったりと、まぁ大変です。別に国内最大級のシェアを誇る事務機器メーカーを敵に回すつもりはないのですが、少々いらいらしてきました。ブログを書いて一服したら、また作業にかかりましょう。残り3ヶ月ぶんの入力は、今日でようやくおわります。

ここは実は、高速バスのブログなんです

 と、大上段に言い切ったら、当事務所ウェブサイトのインデックスページからくる人はちょっととまどうかもしれません。皆さん労働紛争だの本人訴訟だのでお悩みの方、だったはずです…でも?

 今日はそんな話です。

過去30日間のアクセスについて、このブログへの来訪者が検索に用いたキーワードのトップ11位までを出してみました。

  • 名古屋 8.7%
  • 高速バス 6.4%
  • 司法書士 大宮 5.0%
  • 夜行バス 4.7%
  • 旅行書士 大宮発 4.4%
  • バス 4.0%
  • 給料未払い・スワローエクスプレス・給料不払い 3.4%

 その『大宮』ってなぁなんだ、オレ(ワタシ)達をないがしろにするのか、と博多や天王寺や桑名からごらんのお客さまはクレームを起案する準備を始めたかも知れませんが…まあ待ってください。

 実はこのブログの一番最初の記事が、名古屋-大宮間のちょっとマイナーな夜行バスをやたら熱心に薦める記事だったので、これはその影響です。公開から9ヶ月以上経ってまだアクセスを集める、実はこのブログの主力記事の一つだったりします。スワローエクスプレスは、当事務所御用達のJRバステックが運行する名古屋-東京間の昼行高速バス。妙に座り心地がいい座席で隣にだれか座っても平然と仕事ができるステキな車両です。これについても記事を一つ書いています。

ほらね。ここは高速バスのブログ、でしょう?

ちなみに当事務所ウェブサイト本体のほうはこれまで何度か記事にしましたが

  • 司法書士(4.7%)
  • 給料未払い(3.9%)
  • 料金(3.0%)
  • 給料(2.4%)
  • 報酬(2.3%)
  • 給料不払い(2.0%)
  • 登記(1.5%)
  • 抵当権設定(1.3%)
  • 不動産登記(1.3%)
  • 内容証明(1.2%)

 こちらは司法書士の顔にかなり近い感じですね。給料未払いと司法書士が実質的に1位の座を争っています。この下11位に『未払い』12位に『不払い』がつけていますから。

 そんな中で、と言うべきでしょうか。このブログそのものに興味がある人、が出現してきつつあります。googleで『旅行書士』と検索をかけると、この2ヶ月ほどのあいだにこのブログにリンクをつないでくれた方が。うちお一人は弁護士サンだということで…普段は敵に回していることが多いだけにちと複雑な気分です。

 いまさらどちらに注力するわけでもなく、事務所の日常もどこか旅行中の非日常も等しく記事にしていきますので、『どちらかだけの関心があって』ここにきてしまった方にはかなり正体不明なブログになっているはずです。このブログの素性など当人だってわかりゃせんのだから、あきらめてもらいましょう。

 ところで。

 このブログにくる方で『旅行書士』という検索ワードを常用する方がいらっしゃいます。おそらく僕を捜しているはずなのですが(現時点では旅行書士は全国に僕一人のはずですので…)いったいなにがどうなって○○県からアクセスなさっているのか…ナゾです。その県では依頼を受けたことはないのに。

 ウェブサイト本体にもこの方とは別に『旅行書士』でその都度検索をかけてからくる方がいます。これもナゾです。

 『すずきしんたろう』というキーワードを毎日入力して毎日いらっしゃる方もいます。さらにスバラシイのが、なにが気に入られたのか『代書や 社会保険労務士 鈴木』と必ず入力してくる人。名古屋または近郊の方です。

 でもなぜ、彼らはブックマークに登録しないんだろう…?と思い悩んだのですが、最近自分でもまったく同じことをやってるのに気づきました。

 つまり。

 ブックマークに登録するのは鬱陶しいのだが、気にはなる奴のウェブサイト

 には…僕も検索をかけてから行ってます(笑)

 毎度毎度『旅行書士』と打ち込んで検索してからくるお方が、法律系の関心がある人なのか旅行系の関心がある人なのか…これはちょっと興味深いですね。旅する代書やさんとしては。

労働相談の見本 (ある意味での)

※おことわり

 この記事は、来週に控えた社会保険労務士の試験をお受けになる方のお茶うけに書いてます。労働相談の何たるか、の一つの理想論あるいは極論として、頭の体操ついでに読み流してください。

 ではまずこちらの、質問と回答(OKWave)をごらんください。当ウェブサイトのコンテンツ『ひとりで できるもん!?内容証明』の一ページにリンクが設定されていますが、僕が答えたのではありません。というよりは

僕ならこうは答えませんが(呆)

というはなし、です。ええ、少々あきれてますよワタクシ。

 


 さて、労働者側からみた労働紛争への対処、に関して当事務所は、結構豊富なコンテンツを持っています。これは、営業活動なんかせずに良質のコンテンツを執筆公開することで、検索エンジン経由でお客さまを誘致することを事務所創立当初から狙っているためです。

 すると、当然ながらアクセスの増大に比例して『意図しない訪問者・質問者・リンク設定者』が出てきます。簡単に言えば、検索に失敗した人、自分に都合よく書類を作ると思いこむ依頼人、意図を誤解して、あるいは歪曲して引用しながらリンクを付ける人、などなど。

 そのなかでも圧倒的破壊力を持ち文字通り最悪の中の最悪なのが、このOKWaveからのリンク設定なのです。当ウェブサイトが昨年、独自ドメイン取得を行ったのは、実は『特定のウェブサイトからのアクセスを拒否できる設定が可能なホスティングサービスに引っ越すためのついで』に過ぎません。そして、そのきっかけになったのがOKWaveからの大量の不良来訪者に業務を妨害されたこと、です。

 ここからくる連中のなにがひどいかって、もともとOKWaveのサイト丸ごと『匿名で他人にタダでものを聞いてなんとかしようと思ってる連中』の集まりだから当然といえば当然なのですが、リンクを設定された先の当ウェブサイトでもそれが当然だと思っています。うっかり断ると逆ギレして掲示板を荒らしたり回答不能なメールをしこたま送りつけてきたりなさる。

 なかでも強烈にひどいのは、当時この事務所にもあった『無料の相談』を利用して僕にはタダで答えさせて、その回答をOKWaveの回答にそのまま出して自分は回答者として振るまい、しっかりPointをせしめる、なんて横着者にであったこともあります。そんな連中に事務所を潰されかけたのが昨年5月ごろだったでしょうか。その後昨年9月に、これまでのURLを捨てて独自ドメインに移り、1年の平和な時を経て。

 またやられました。こんどは解雇予告手当の請求書の書き方、だそうです。

 最初にアクセス解析をたどってこの質問と回答にたどり着いたとき、僕は愕然としました。

 これが専門家の回答かよ

 と。まぁこのさいなので、ブログのネタにさせてもらいます。ただ利用されて終わるほど、こちらもお人好しではありません。

 さてこの呑気な質問と安易な回答ですが、素人さんは一見すると「これでいいんじゃないの?」と思うかも知れません。女は解雇予告手当の請求を文書でするにはどうすればいいかと問うています。男はこのリンクを見て書けと言ってます。似合いの二人じゃないか、と。

 ハイ。もし当事務所でこんな回答する補助者が出てきたら、即刻クビにします。

 


 理由です。

1.できないことをやれと言っています。

 まず回答文冒頭をご覧下さい。本件請求書の作成にあたっては『法違反であることを証明して請求する必要が』あると言っています。どうやらこの回答者、第一球からビーンボールをぶん投げるタイプの御仁です。退場してほしいです。

 いったいどうやったら、紛争当事者が紛争発生後に作る紙ッペラに過ぎない催告書(連中は請求書と言ってますが)で、質問者が本件解雇を『証明』できんのかよコラ、と言わねばなりません。さらに言えばそうした証明うんぬんが必要なのは訴訟なりあっせんなりの手続きに移行したあとでよく、請求者が催告書内で根拠条文を摘示するかどうかとは全く別に事実と請求権は存在しますから、わざわざ労基法というコトバを持ち出してあげる必要は『ない』という見解をとっても実は間違いにはなりません。極言すれば単に「いきなり首にされたから給料1ヶ月分カネ払え」と言ったって、解雇の事実と金員の請求とはリンクした形で伝わります。これが一点。

2.質問のレベルの低さを補完しません。

 聞いてくる方は素人なんだから、肝心なことを聞いても答えてもいないその内容をどうこういうことはしますまい(明らかに常識に欠けるものは、当事務所でも無視しますが)。ただこの回答では、回答者が『平均賃金の30日分の請求をする。(改行)というあたりは必須でしょう。』と述べてます。

 ここで首をかしげるか怒り出すかできなかった社労士受験生の方、もしおいでなら、今から来年の受験を目指されるといいでしょう。

 よーく考えてください。質問者は「ワタシ即時解雇されました」なんて一言も言ってません。そんな奴にわざわざ30日分の請求をかけろと言い切る根拠は皆無です。リンク先になった当ウェブサイトのコンテンツでも、「解雇予告手当の正確な計算は」必須だと述べているのですが、この回答者は肝心なこの部分を読めなかったようです。

 したがってここでの正解は、淡泊な回答にとどめるなら平均賃金の○日分という記述そのものをしないか、理想的には「実際に解雇になった日と解雇言い渡しの日」を聞いて算出方法を教えるか算出してあげること、です。

3.何が解決なのか、を見ようとしません。

 聞かれたことには答えました~ハイ結構です~という態度で当事者ともご満足、ならばいいのかもしれませんが、少なくとも当事務所ではこんな『病気は診るが患者は見ない』的言動はとりません。

 そもそもこの質問者がなにがしたいのか、を問うたならまず「催告書の完成」などではなく、(その催告によって支払われるところの)「解雇予告手当相当額の金員の受け取り」であるはずです。これは十中の九まで間違いないところでしょう。すると。ここから先は紛争経験者ならではの世界ですが…

 現時点における戦術行動として『文書による催告』は戦略的に至当であるか?

 という視点での検討は、言ってみれば依頼人の傭兵兼参謀長たるべき専門家にとって必須のはずです。この催告書の到達によって解雇予告手当の請求意思は会社側に伝わりますから、たとえば予想される反撃として

 

  1. 離職票が未交付ならば、離職理由の記載を『自己都合』と偽る。
  2. または離職票そのものを交付しない。
  3. 最終支払期の給料を渡さない(労働側への揺さぶりとして、会社側が取りうる戦術です。汚いけど有効)
  4. 社内で口裏合わせをして労基署対策に走る。
  5. 倒産予定なので、そのまんま放置。

 等々が考えられるのですが、これらの可能性をなんら顧慮することなく漫然と文書で請求をかけても、よほどお人好しを相手取った場合でなければ効果などありません。むしろ自分のお客を地雷原に誘導することになってしまう。社長側は法律どころか常識にも反する行動を取り放題に取れ、こちらはそうでない、という作戦上の制限を前提におけば、単に文書での催告だけしか、というより質問者が聞いてきたことに対する回答しか考えないのは、専門家としてはあきらかに不適切、です。

 ついでに言えば、この回答者の言にしたがって漫然と請求をかけ、適当にあしらわれたあとでこの相談者が『なぁんだ 専門家に言われたとおりやったってダメなら、専門家に聞いたってムダじゃん』などと思われたら、専門家の看板を掲げてるこっちも迷惑ってもんです。こちとらお客さまがたに法律と法制度と法律専門職能を信じて頂いて、初めて日々のご飯が食べられるんですからね。

4.参照先の設定も安易です。

 さてこのステキな回答者様が当ウェブサイトを発見してくださった過程はアクセス解析で把握しています。時系列で見ます。

 

  1. 8月16日22時35分 本件質問公開開始
  2. 8月17日0時7分 当ウェブサイトに『解雇予告手当 請求書』で検索してきたアクセス発生
  3. 同日0時10分 本件回答公開開始

この22時35分から0時7分までは、たまたま回答者がリンクを設定したページに他にアクセスがなかったのではっきり見えたのですが、要はこの回答者、適当にググって3位に出てきた僕のコンテンツをざっと見て(その間約3分弱)ちゃっちゃとコメントして公開した、ということのようです。

僕は専門家のはしくれとして、この安易さを軽蔑します。

少なくとも当事務所では、こんな品質の相談なんかやってません。


 と、ひとしきり怒って見せたところで笑ってしまうような落ちが付くのですよ。

 実はこの回答公開後、すぐにこのリンクをたどってアクセスがありました。2件です。

回答の文面からみてもわかるように『日付が変わったばかりの深夜』にこの質問者本人も回答を見ているはずです。一方でこちらのアクセス解析によれば、回答者が検索をかけてきた0時7分以降朝6時までのアクセスは、リンクを設定されたページへは上記2件だけ。

 そのうち1件の来訪者は、2週間前に自力で検索エンジン経由でズバリ、このページにたどり着いていたのです。

 検索ワードもそのまんま

 『解雇予告手当 請求書』

 断言はできないのですが、もし質問者がこいつだったら…

 質問者と回答者のレベルは、さまざまな意味でみごとに均衡しているのかもしれません(苦笑)

 最後に繰り返しますが、

当事務所では『聞かれたことだけ答えてよしとするような』相談は、やってませんよ。

給料未払い:二つの内容証明

 平成16年8月○日の給料日に支払われるべき、割増賃金債権の時効消滅を阻止する使命を帯びて天白郵便局から放たれた、二つの内容証明。

 一つは名古屋へ、一つは遠く首都圏へ、いずれも消滅の前日に到着して、まずはよくその任を果たしました。

 二つの債務者会社の対応は、まさに対照的なものでした。

 一つは、ためらいながらも平和へ歩き出します。

 もう一つは、自らの正当性を叫びながら、無謀な戦争へと。

 僕は給料未払い事案での内容証明による催告の効力を、積極的にはみとめていません。内容証明ぶつけたから社長がびびってお金を全額払ってきた、なんてのは行政書士が出てくる漫画の世界にしかでてこないファンタジーだ、と思っています。

 しかしながら、彼我の状況を勘案して『できるだけの』(←僕の仕事を実際に見た人は、この表現にそれぞれ感慨はあるでしょうがそれはさておき)工夫をこらします。

 急転直下の和解交渉へなだれ込んだのは、僕の名前を入れて放ったほう。

 会社側が言い逃れの主張をよこしてきたのは、ごく普通の素人が出す文案を装ったほう。

 だからといって僕の名前が出たことが決め手になったかどうかはわかりません。支払義務を認めてきたのは家族経営の企業であり、社長夫妻の精神性を考慮して最初に『社会保険労務士 司法書士 鈴木慎太郎』の名前を出すことで優位に立とうとしたことは事実ですが。

 その場しのぎの言い逃れに走った方は、外資が入っている結構な規模の会社です。組織で対応して来る以上は、間抜けで無害な素人を気取ったほうがあちらのミスが誘えるんじゃないかしら、と思ったのもまた、事実です。自発的に当方側有利に使える証拠を送ってくれたのはまぁ、天佑でしょうが、これで安心して提訴できる、ってもんです。ごちそうさま。

 会社側からみた紛争解決へのトータルコストとしては、前者のほうが安くつくに決まってるのですが、ある程度の大きさの組織の場合2~3発ぶん殴られないと自分の負けを認められない、そういう見本は我が国の現代史にいくらでも転がっています。

 さて、今回は『ある意味で』二つの内容証明はそれぞれ労働側の立場を勝利に向かって大きく前進させました。

 一つは、直接的に。順当に行けば来月早々に、請求額の7割を越える和解金の受け取りを終えて提訴前に解決、となるはずです。7割とはいえお客さまが持ってきたデータから、ちゃんと計算をしたものですから…当初のお見込みと比べたら…ね(笑)

 もう一つは、間接的に。単純に漫然と、当該労働者は管理監督者にあたらない云々、という反論を出して反撃主正面を自ら限定し、かつこちらが持ってない大事な資料を送ってもくれました。こちらの戦力を過小評価し初動対応を誤ったのが、敵の敗因と総括できるでしょう。ただし勝つだけ勝ったあとでちゃんとこの総括ができるのは提訴後…たぶん来年明けになるはずですが。

 上記はいずれも7ケタのお金の請求ですから、内容証明一つでポンと支払ってもらえることを期待する自体野暮というもの。だからといってなにも考えずに同じような文案でいつも出す、ということはこの事務所では絶対に、しませんよ。転んでもタダでは起きないつもりでやっているのが、今月はたまたま連続してうまくいった、ということのようです。

 ともあれこれで、訴状を起案する事件が一つ減ったのは事実です。ありがたいことです。

 しかし。

 今月新しく受託した事件はこれまた7桁の請求額になるのですが、これまた日報が紙袋に一杯(約2kg)あるんだよな…


残業代未払いでは初動の対応から、相手の状況をさまざまに考えてアプローチを試みるようにしています。常に内容証明を使う必要すらありません。こののほか、給料未払い事案に対する法的手続きは当事務所ウェブサイト『こちら給料未払い相談室』でも説明しています。

登記だ! 登記だ!

 これまで何度か述べたのですが、この零細(弱小とは言わないが)司法書士事務所では登記申請はやって来ても月に1件か2件、です。ところがところが。

 1年前に相談にみえたお客さまが今月ふらりと現れて、

 どーん

 と申請依頼をくれました。簡単に言えば、相続のあとしまつ一式なのですが、所有権移転やら登記名義人表示変更やら抵当権移転やら抹消やら。いま見積書を書いたところですが、登記申請だけで毎月の損益分岐点を越えるなんて石垣島まで日帰りで本人確認情報作成に行かされた昨年7月以来の快挙です!

 しかも実施すべき登記を

 いーち にーい さーん…

 と数えたら(↑白痴的だ とても33歳の司法書士がやることとは思えない)、全部で8件。つまり、すでに証紙を8枚消費できることは決定です(笑)

 ただ、これってひょっとしたら、年末までの需要を先食いしただけじゃないか、と戦々恐々としてもみたり。実は登記申請もさることながら、このお客さまが持ってこられた亀屋○広の水ようかんがお気に入りだったり。まぁ来月のことは来月考えるとして、今月もこれで売り上げ50万円の大台にのりました。ありがたいことです。


 さて、先日の『私もそう思ってたよ。』については、お客さまからさっそく傷口に塩をぬりこむような素敵なコメントをいただきました。ありがとうございます(遠い目)。とりあえずこれまでの賛同者ご一行様とも、僕の敗北を祝ってやってくださいな。

 あと、僕の手を振る姿についてリクエストをいただいておりますが…

 これなんかは南港のフェリーターミナルでやってみたら、それらしくみえますかね?

 なおこのお客さまのコメントを読んでしまった部外者の方にお断りしておきますが、多少思わせぶりな表現が入っているのはいつものことなんで、決して

悪夢ってなんだよ

などと悩んではいけません。このへんは当事務所のなじみのお客さまになれば自ずとわかるのですよ。ふっふっふ。

西口線は東口から発車です

西口線は東口から発車です

静岡の実家から名古屋に帰る途中、ここ豊橋で降りたのは、訴状作成前に現地を見ておきたかったからです。
お客さまからのメールによれば『豊橋西口線』のバスに乗れとのこと。僕はさっさと豊橋駅西口へ。しかし。
変です。そんな系統のバスはありません。
首を傾げて東口バスターミナルへ。
すると…ありました!つまり西口とは、バスの目的地だったんですね。

『私もそう思ってたよ。』

献辞

この記事は、次の二人のお客さまに捧げます。本日をもってわたくし、皆様方に敗北したことをみとめます。

  • T区 M様
  • K市 N様

※おことわり

この記事は、上記二人のお客さま以外の人にはいささか要領をえないはずですが、こと今回ばかりはそれで全然かまいません。記事としては7月3日付け『この顔に、ピンときたら…?』の続きであることを申し添えます。わかる人には、わかるでしょう。


 さて、僕の実家は静岡県富士市です。事務所は名古屋市ですので、首都圏方面の出張にからめて実家へ帰省する機会がだんだん増えてきました。今日も一ヶ月半ぶりに、帰ってきたところです。

 いつものように両親に、(息子がはじめたこの商売が、決してアヤシイモノではないとご理解いただくために)仕事であったいろいろなことを話していた夕食前。ふと気づいて口にしてみました。

 軽い冗談のつもりだったんです。
絶対に否定してくれると確信していたんです!

 「そういえばね、最近僕より歳が少しうえの女のお客さんに(僕の)ホームページに出してる写真が『○○子さま』に似てる、って言われることがたてつづけにあったんだけどさぁ?」

 わたしもそうおもってたよ。

 ↑母上のお答えは近年まれに見る、自信に満ちた即答でした。こちらの期待と逆の

 おー…

  かーあー

    さぁーん!?(←裏声)

 予期せざる完全敗訴の判決言い渡しを受けて、こっちは動揺まるだしです。責任者出てこい!って言いたい気分ですが、よく考えたら言った相手こそ、僕をこの世に送り出した文字通りの最高責任者だったことに気づきます。父上は、楽しげに微笑んでいます。

 かくて完全に、退路は断たれました。母上の言によれば

「あのひと(僕が似てるらしいお方)が世に出てる頃からそー思ってたけど?」

 こともなげにそうおっしゃる。33年生きてきてまだ、親から打ち明けられて衝撃を食らう事実ってあるんだね、とあらためて納得しました。


 そしてこの瞬間、ときに平成18年8月14日。上記二名のお客さまと僕とのあいだに同時多発的に闘われた『(あのお方に)似てる×似てない論争』は、ついに終止符を打たれたのです。僕が彼女らの軍門に下るかたちで。

  •  最初のお客さまに言われたときには、てっきりからかわれているのかと思っていました。ごめんなさい。Mさん。
  •  次のお客さまに言われたときには、偶然の一致だと信じることにしました。
  •  三人目以降のお客さまに言われるようになって、ブログのネタにすることに決めました。

 そしてまさか、自分を生んだ人が一番はやく着眼していたとは(泣)

 本件をめぐっては中学時代より人生の半分にわたるつきあいがある親友にも水を向けてみたことがあったのですが、こちらはじつにあっさりと否定してくれており、僕としてはいささか意を強くして今回の両親への発言に至った経緯があります。それを文字通り秒殺してくださったのだから、これはもう、ネタにせずにはいられません。

 さ、上記お二人のお客さまの、当ブログのチェック頻度からして、おそらく数日以内に、速ければ今晩中にも、木曽川の向こう(当事務所からみて)にある二カ所のお客さま宅で凱歌があがることでしょう。

 ええ、わたくし負けました。つきましては祝杯用にエビスビール350mm缶1本ずつを進呈いたしますので、次回来所時にそのようにお申し付けくださいませ。

 なお本件については上記お二人のお客さまには、なにか気の利いたコメントをいただければと光栄に存じます。水に落ちた犬を叩くようなものでなければ、ありがたいのですが。

 あと、上記お二人以外ですでにお気づきの方についても、それぞれ適当に楽しんでやってください。そして、あなたが気づいたことに目をつけていた人は、あなただけではないと安心してください(汗)

 でもなぁ。

 なにか今ひとつ、納得できないんだけどなぁ…だめ?

運転 見合わせ!?

運転 見合わせ!?

某簡裁には、私鉄でしか行くことができません。
そこからJR線刈谷へでるには、ここで一度乗り換えるのですが、妙なアナウンスが流れています。
三河線は9時47分発碧南行きから 運転を見合わせます〜

聞けばこの先の踏切で脱輪事故と。少々お金がかかりますが、名鉄本線で豊橋へでることに即決。となりのホームに移動です。
滑り込んできたのは9時45分発急行。ここでも三河線運休を告げるアナウンス…と思いきや
碧南行きは刈谷市まで運転します〜
慌てて、戻ります!

お盆だ 働くぞっ?

お盆だ 働くぞっ?

なかばヤケ気味に、今週は東京出張から仕事を始めるとしましょう。
予定ではこの出張、昨日の時点で静岡の実家まで進出しているはずが、『いろいろあったため』一日遅れ。今日はまず、名古屋近郊某簡裁で書類を一ツとってから、久しぶりに新幹線で東京にむかいます。
地下鉄駅までは自転車で突っ走り、まずはお客様との待ち合わせに間に合う電車に乗れました。
朝ご飯は…裁判所出頭後になりそうですが。

職印台紙ってご存じですか?

 ハイ、普通のひとは、しりません。べつに知る必要もないでしょう。今回はこれをネタにしてみます。

 さて僕も愛知県司法書士会会員の最末端の端っこのとっぱずれに辛うじてぶら下がっている一人なのですが、そんな僕にもちゃんと会則所定の『事件割会費』の納付義務がございます。簡単にこの納付を行うために、一枚200円の職印台紙(登記申請時の登録免許税を納めるための収入印紙を貼り付ける台紙になる大きな紙)、または証紙(切手大のシール)の2種類があります。50枚セットで1万円、登記でも裁判でも、一事件につき一枚貼って事件割会費を納める、という形をとっています。

 すると…?

 一万円の抵当権抹消登記1件でも、貼るべき証紙は『1枚』。

 請求額百ン十万円の割増賃金支払い請求訴訟でも、訴状に貼るべき証紙は『1枚』。しかもこの事件が続く限り、準備書面を第四まで、延べ数十枚出したって…以後証紙をはる必要はありません。

 つまり。

 登記申請はせいぜい月に1~2件(失笑)、それとほぼ同数の裁判事務を新規に受託し、その着手金と忘れた頃にやってくる成功報酬と、皆様の人道援助物資たる食料群、あとはあるのかないのかわからない数の相談(といってもほとんど労働相談=社労士の仕事です)だの現地調査だので何とか維持されているこの事務所の事件割会費納入額は、見かけ上『とんでもなく少ない』ことが見て取れますね。

 と言うわけで。別段不正をやってるわけでもなんでもないのですが、この事務所から『あたらしく証紙を貼って世に出す書類』は月に2~3件しかありません。

 新しい依頼の受託とそれに伴う収入の実現を意味するこの『証紙の使用』は僕にとってそれはそれは特別な意味をもっており、証紙は会津漆器の文箱に厳重に格納され普段は見ることさえできず、これを使用する際にはかならず精進潔斎し斎戒沐浴しお客さまに三跪九叩頭の礼を捧げたあとでないと証紙に手を触れてはならぬ、ということが当事務所服務規程で決まっています(冗談ですよもちろん ただし会津漆器の文箱に保管、だけは事実ですが)。

 そんな証紙が今月ようやく、ラスト3枚になりました。大阪簡裁行きの訴状に1枚貼って使ったので、現在残り2枚。抵当権抹消1件と裁判書類1件が提出待機中なので、今月中に使い切ることは確定です。

 思えば平成16年3月登録時に使い始めた職印台紙は10枚使わないうちに、事件割会費変更に伴って翌年初頭、返却のやむなきに至りました。裁判書類を扱う僕には証紙の方が向いている(一番後ろのページの裏側に記名押印して証紙を貼るのが、邪魔にならず好みなのです)ので、あたらしく買うのは職印台紙でなく証紙にして、これを登記にも裁判書類にも使ってきました。これの使用開始が平成17年、春。

 時は無情にも流れ、17ヶ月。いまようやく、50枚の証紙を使い切ろうとしています。嗚呼、万感胸に去来して言葉になりません(←ウソ)

 ちなみに登記申請中心の事務所だと、50枚を1ヶ月で使い切るところはざらにあるはずですし、業界水準なみの年商の事務所なら数ヶ月で完全消費するのが普通…でしょう(呆然)

 ま、これだけ見てるともう完全に落ちこぼれですが、見方を変えれば業界内でにおけるこの事務所の最大の長所は『よその先生とほとんど競合せず、でも食べてはいける』ところにある=金融登記も会社設立も債務整理も「やらなくったって経営上問題ないもんね」と言い切れる、そこは強みだということはできましょうか。

 さて、新しい証紙50枚の発注はお盆明けでかまいません(次に証紙を使う機会が今月来るかどうかだって…? そんな先のことは、わからねぇ)。

せめて次の50枚、

 1年で、使い切れないかなぁ

甘い物も辛い物も すきなんです

 お客さまからなにか食べ物を頂く際にはワタクシかならず、このように申し上げます。実際そうなんで。

 さて今日は33歳の誕生日ということで特別に

 ケーキをいただきながらエビスビールを呑んでますがなにか問題あります?


 げッ!


と、ここまでの描写で思われたお客さまが最低4名ほど発生しているはずでが、もちろんほんの冗談です。さすがの僕もビールとケーキを同時に喫食する度胸はありませんのでご安心を。ことと次第によっちゃ甘党と辛党から同時に訴えられかねませんからね。

 さて、先頃導入されたこのブログのアクセス解析によれば、この夏僕に食べ物をくださったお客さまでこのブログを使って僕を監視下においている方は

  • ハムを下さったお客さま 1名(1)
  • エビスビールを下さったお客さま 3名(2)
  • 精米5kgを下さったお客さま 1名(2)
  • 水ようかんを下さったお客さま 1名
  • 本日ケーキを下さったお客さま 1組(1)

※以上6月以降到着分について、受け取り順。

上記のうちかっこ内に記した方はかなり高い頻度、人によってはほぼ毎日このブログをチェックされている(!)ということで…少なくともビールとケーキは同時に食べませんから、と重ねて釈明申し上げます。

 さて、上記の通りこの事務所はみなさまの人道援助物資で動いているに等しい状況なんですが、もらったらもらった都度ネタにするのでブログを読んでる方のなかには、傾向を見きったうえで直球をぶん投げてくる人がいます。さすがに精米5kgは完全に意表を衝かれたのですが、このお客さまは僕と一緒に本人訴訟をやって勝つまでのあいだに、僕の手管が少しうつったのかもしれません…。ともあれ、おかげさまで酒と米については向こう2ヶ月は余裕で持ちます。ありがたいことです。

 今日は今日で朝いきなり、こっちが内容証明をぶつけた相手会社からの電話でたたき起こされて少々複雑な気分で目覚めたのですが、そこは捨てる神あれば拾う神あり。書類を届けに来られたその件でのお客さまから、ケーキをいただきました。さしあたって

  1.  お三時にさっそくいただいて
  2.  お風呂上がりにもう一ついただいて(←現在)
  3.  明日のあさ最後の一つをいただいて

全部一人でいただいて

 ・・・という感じで行こうと思ってます。

 オイオイあれ全部一人で食うのかよ~というお声が聞こえてきそうな気もしますが、だって好きなんだもん♪ ってことでご勘弁下さいませ。日程上皆さんの案件の計算・検算作業を繰り上げ実施してますんで、アタマに糖分をたくさん補給しないと(←ウソだっ)


 さて来週はお盆なんですが、精米5kgを恵んでくれたお客さまの使命を帯びてホンの数百㎞ほど動いてきます。

 もどってきた次の日に、今日ケーキをくださったお客さまの案件が名古屋で待ってます。

 要はこいつ、食い物積んだら盆でも正月でも休日でも夜間でも客先へでも遠方へでも動くのか?って思われました?

 はっはっは。ほぼ正解ですが…それで何か問題あります?

33歳に間に合いました

 今を去ること5ヶ月前。ここから高速バスで3時間ほどかかる某所からかかってきた一本の電話を皮切りに、当事務所はある潰れかけベンチャー企業withその馬鹿社長を敵に回して、給料未払い事案に関する包括的な支援に入りました。というより巻き込まれた、というのが半分当たっています。

 この事案の書類作成および諸々の理由での出張で、実は他の労働紛争関連の裁判書類作成依頼の進行をずいぶん遅らせてしまっていたのです。内容証明を放って、『時効消滅する、当日』に未払い割増賃金の時効消滅を阻止できている事案が今月だけで二つもあります。つまり僕のしごとが遅いから訴状作成までたどり着けず、辛うじてお客さまの損害発生だけは食い止めた、というだけのこと。最近公開した、当事務所の受託実績である労働裁判事務統計でも、現在作成中のものが5件あることになっています。担当者一人の零細事務所でそんなに持ったらパンクするのはわかりきったことで、お客さまのレスポンスと時効で吹っ飛ぶまでの状況とをみながら鼻歌交じりでタイトロープを渡ってみせていたわけ。その中で、冒頭の事案がいきなり割り込んでくるのを特急仕業で対応しているのですから、渋滞は約2ヶ月にわたって続きました。

 しかーし!

 もう渋滞はありません(やったー♪)

 統計で公開している7月31日時点で受託中の5件のうち、あれから裁判所に係属させたもの1件、文案を作成してお客さまに送付したもの3件、1件は完成状態で敵の状況を見ている状態、なので、これから労力を集中投入することが必要な作業が約3ヶ月ぶりに消え失せました。ホワイトボードも真っ白です。

 そこへもってきて、先日少々まとまった不動産登記の依頼をお受けした関係で今月も損益分岐点越え確定。さしせまった用事は、12日にいらっしゃるお客さまの接遇と来週あたまの東京出張のみ。ここまで消化するのに、昨日の夜までかかりました…そのまま郵便局まで走って配達記録でぶん投げたのが、日付が変わって本日午前1時前。

 さて、今日までに、この渋滞中の書類達を作りきってしまうのが僕の目標だったのです。明日8月10日で、ひとつ余計に年を取る予定なので。

 これらの案件を漫然と持ち越したらきっと33歳の1年はなにかロクでもない1年になりそうな気もしたし(笑)

 とか、いいながら。

 今日も新件受託です。もちろん給料未払い事案で、少々大きな訴訟になります。これは、1ヶ月ぐらいのあいだにゆっくり訴状作成できればよいので、さしあたり明日は急がない仕事をしながらのんびり過ごすとしましょうか。以前あるお客さまの誕生日に直面したことがあった(誕生日であったことで、先行する僕の発言が失当なものになり冷や汗をかいた)のですが、30代独身者の誕生日というのはこれはこれで…なかなかフクザツなんですね。

 ま、誰が祝うというでなし、さりとて他人にむなしさを嘆いてみせるほど贅沢もできず、料金無しで愚痴を聞いてくれる便利な司法書士がいるわけでなし(そりゃあんたの仕事だろ、ってもう一人の僕が言ってます)、さしあたっては次の1年無事に過ごせますように、ということだけ願っておきましょう。

 実際問題として、冒頭の事案なんかを扱ってますと、敵の社長からすれば

 書類作成担当者の抹殺

 ってのは十分ペイする選択肢になってくるはずですからねぇ。


 さて、これから散歩に行ってきます。最近夜間の散歩が習慣化しておりまして…狙ってくれ、というわけではないんですよ(笑)

香ばしいにおいの理由

 これは先日の記事『ハードディスクがありません。』の後日談です…と言ってしまえば、そのタイトルからPC自作経験がある方にはすでに落ちが見えてしまったかも?

 さて、突如ハードディスクの認識を絶ちたる精鋭サーバマシン『早鯖84号』、迎え撃つは自称旅行書士すずきしんたろう、零細事務所の円滑な書類処理環境=ハイ・ローミックスの維持を賭け、両者の激突の結果や如何に?

 …と、昔なつかし活動弁士風にいうと(←プロジェクトX風に、とか、本当は怖い家庭の医学風に、などもありまして、面接相談時にときおりお楽しみいただいておりますがそれはさておき)そんな感じのあらすじを経て、昨晩。

 様々の試行錯誤をへて、とりあえず筐体の中を拝んでみないとどうもならん、と判断し、電源コードを引っこ抜いて、約2年ぶりに側面パネルを外してみました。そのときです。


かすかながら樹脂由来の、まるで遠くの火事を思わせる香りにふれたのは。


 ↑ものの本で見たワインのテイスティング風に言うとそんな感じ、になるんでしょうか?

 さて、しかしながら基板および各ケーブルには外傷がありません。電源投入にともなって始まる諸動作にも問題はなく、当初安直に考えた、「なんらか理由があってハードディスクへの電力供給がとまった」という可能性も消えました。しかも。

 ひとしきりコネクタをさわり直してパネルをネジ止めし、ディスプレイにケーブルをつないで電源投入したら…何事もなかったかのようにWindowsの画面が。

 数時間電源を入れっぱなしにしておいても複数回電源投入切断を反復しても無問題。かくして、すずき事務所PC環境夏の陣は人間様の完勝に終わったか…にみえました、が。

 そこはそれ。わたくしも社会保険労務士でございます。ハインリッヒの法則ぐらいは知ってます。

 たった1回の焼損臭検知でも、それが300回繰り返されるうちに29回の焼損事故につながるかもしれません。

 その29回の焼損事故は、あるいは1回の火災死亡事案につながっているかもしれません。

 社会保険労務士たる私は決意したのです。これは、ヒヤリハット事例だ、すぐに対処せねばと。
(↑あ、かなり冗談入ってますんでよろしく。以下同様です)

 せっかく留めた筐体側面パネルをはずして、再度検査。電源付近からにおいが漂ってきたのでその辺を重点的に、必要に応じて指差確認しますが異常なし。各種コネクタについて『奥までささっている』ことの確認…OK!

 通電してみて電源から各ケーブルに触れて、加熱の有無を探ります…
電源 よし! ケーブル よし!(確認喚呼)

 筐体各部のケーブル・部品・ほこり・サビ・金属クズの接触等異常なものがないか…
上よし! 右 よし! 左 よし! 下 よし! オ~ル よし!(←という確認喚呼が某大手建設会社にはありましたが、これって今でもあるのかしら?)

 機能にも外観にも異常は見受けられません。調査を打ち切るか?

 その時すでに、焼損と腐食は回路を少しずつ むしばんでいたのです…

 という例の調子のナレーションが、タイミングよく頭をよぎります。

 だいたいこういう予感めいたものに限って必中してブログのネタになると相場がきまっており、ハインリッヒの法則に従う限りいずれは発火事案→労働者死傷病報告を要する重大事案へと坂道を転がり落ちて行くにきまってます(ってそりゃアンタの妄想だよ)。

 押してもダメなら、ひいてみな。

 とばかりに今度は、外せる部品とコネクタ・ネジを一度全部外してみることに決めました。そして破局は、常にいきなりやってきます。

 電源からマザーボードにつながる、ATX20ピンのコネクタだけが抜けません

 現象面として異常なのは、コネクタの左側は抜ける気満々なのに右側のどこかがまるで接着剤で固定したように動かないのです。

 この電源は僕が取り替えたものなので、コネクタを抜き差ししたことはあります。当然接着した記憶も無し。不可思議です。ここになにかあります。

 とりあえず本件事案の解決には強制力をもちいることに決定。和解より判決、任意の弁済より強制執行よ、とばかりに、樹脂製コネクタのオスとメスの隙間にドライバーを突っ込んでこじります。

 バキ!

 いかにも文字サイズ最大指定にふさわしい破壊音。コネクタは抜けました…が?

 20ピンあるうちの1本が、基板側コネクタに残ったままです!なんだこれは!

 樹脂被覆+金属製の導通部で構成されていて単にまっすぐ挿入されるだけのコネクタ部品が『折損する』。力がかかっておれたわけではなく、引っ張ったから切れた、と解釈すべきなんですが、そもそも人間様がちょっくらちょいと引っ張ったからどうなろうという強度ではないはずです。基板をよく見ます。

 原因発見!そのピンだけが焦げてます(呆然)

 わかったけれど、直せない(ペイしない)。原因はわかったが手術はできない、ということでこの基板は廃棄、と3秒で決定。今度は破壊OKで、遠慮無く周囲のコネクタを押しつぶしひん曲げながら、基板側に残ったコネクタピンを取り出します。抜けにくい抜歯作業をする歯医者さん、というのはこんな気持ちなのかしら。

 苦闘20分。コネクタピンは変わり果てた姿で回収されました。観察の結果わかったこと。

  •  コネクタピン金属部のうち、基板の先端部は異常がない。
  •  コネクタピン金属部のうち、先端から0.5mm~3mmまでの間が、樹脂が焦げて溶けたものでコートされている。この部分の金属部は特にもろくなっている。
  •  コネクタを被覆していた樹脂は全般に茶褐色に変色・あるいは融解・焼損しているが、先端部に異常がないこと、先端から1mm~3mmの間の損傷が激しく、手の指で容易に砕くことができる。

 以上のことから、基板上の異常ではなくなんらかの過電流がこのコネクタピンにのみ流れ、コネクタを焼損し溶着し、そのにおいが筐体内に残った。コネクタが抜けなかったのは溶着のため、コネクタ焼損とハードディスク異常の関連は不明、基板と電源はそれぞれ廃棄処分、という結果を得て本件事故処理は終了と相成りましたとさ。どっとはらい。

 ・・・で終わっては、残されたCPU+メモリ+HDDが宙に浮いてしまうので、こいつを収める中古基板を物色中です。早ければ1~2週間で、早鯖84号改の運用をはじめることができるでしょう。


 ところでこのブログ、最近使えるようになったアクセス解析によれば結構いろんな人がみているようです。僕のお客さまが監視用途に使っている(ちゃっと仕事してるのか・どこをほっつき歩いてるのか・等々の把握)のは推測通りでしたが、高速バスだのコンピュータだのと言ったキーワードにつられて来る人、司法書士・社会保険労務士・本人訴訟など法律系の人も当然いらっしゃる。

 今日の記事はMacをお使いのお客さま(この間いただいたハムですが、大変おいしゅうございました。ありがとうございました)にはかなり意味不明なものに仕上がっているはずですし、司法書士の受験生さんから見ても同様なはずです。社会保険労務士分野に近い方にはそこそこ(妄想満載で)楽しめる味付けにはなったかと。

 ある分野のはなしを、その分野への予備知識がない人に話して楽しんでもらう、これはなかなか難しいのです。相談をやっていると毎度毎度痛感させられます。

 だからと言って、いつも冗談や妄想やハインリッヒの法則にばかり頼っているわけではありませんよ。と未来のお客さまには申し上げておきましょう。

ハードディスクがありません。

 だそうです。快晴の昼下がり、非冷房の事務所で嫌な冷や汗が
どっ
とばかりに吹き出してきました…しかしながらこれは、ネタになります。

 前兆はありませんでした。言ってきたのは当事務所のコンピュータで、名称は『早鯖84号』。間抜けな名前の由来はサーバー(AthlonMP 1200を搭載し当然ながらDual Cpu運用していたため、当事務所随一の処理速度を誇った)で臨時運用中の号機、という…誰に説明しても目を点にされるのですが…臨時列車が80番台の番号、というのは鉄道ファンでないと理解不能だし… それはさておいて。

 当事務所で現在運用しているPCは、デスクトップ3台(予備機2台)+サブノート1台。いちばん高性能なこいつにA3対応スキャナと同じくA3対応インクジェットプリンタ(といっても『おはようのない事務所で』のころに買った年代物)を統制させ、LAN直結のA3ページプリンタと組み合わせてコピー機にしているのです。

 今日も軽ーい気持ちで電源を投入したら、BIOSチェック→SCSI機器接続を確認していきなり

Operating System Not found

とのご託宣。というより無通告無期限ストライキへの突入を宣告されてしまいました。ためしWindows98SEの起動ディスクを突っ込んでみたら、FDDからは立ち上がるけれどもタイトル通りのメッセージが。

 さてコピーそのものは急がないし当分は重たい画像処理をする事案(証拠書類が佃煮にするほどある訴訟とかね)がないのでこの早鯖84号が止まっていてもいいのですが、10年もののPC-9821Xa10やゴミ箱から拾って救ってきたPC-9821V200と言った初代ペンティアム搭載機より先にこいつが逝くというのが許せません。思えばこいつは創業時に買ったいくつかの(中古の)備品の一つとして、期待を裏切らない活躍と時々の大失調でいろいろタノシイ経験を積ませてくれたのですが(自作機初経験のマザーボードがTyan Tiger-MP、ってのが教育上よろしいか否かは考えないことにして)、現時点ではハードディスクへのアクセスが完全にできない状態のご様子。

 さーてさて。HDDには3つとってあるうちのバックアップの1つがあっただけなのでよいのですが、このマシンをどうするかは考え物です。動作クロック200Mhz機が主体の低レベルな事務所とはいえ、一機だけハイスペックな機体を配備して重作業は一切そいつにぶん投げる、ハイ・ローミックスが有効なのはわかっているのですが、今回みたいな支障が頻発するようなら導入3年で買い換え、も考えなければいけません。購入価格そのものがヤフオクで39800円、だったうえに添付されていたグラフィックボードを5000円で、USBカードを2000円で売り払ったので廃棄して懐が痛むわけでもないのですが、なにかもったいない気がします。

 ですので今日からしばらくのあいだ、瀕死の早鯖84号機と遊んでみることにします。首尾よく蘇生できれば、最初っからジャンク扱いだったケース(CD-ROM等があるべきフロントに何もなく大穴があいている)を新調してあげてもよい、と自分に言い聞かせて原因の切り分けに入ります。

 その前に、2時からお客さまが…

『超特急』で帰ります

『超特急』で帰ります 大阪滞在は4時間弱。14時50分大阪発名神ハイウェイバス超特急8便車中の人となりました。乗車人数はわずかに9人。夏休み期間中であるかいなかは全然関係ないようです。 さて、この一連の案件で大阪へ来るのももうとっくに10回を越えました。その日その日のミッションを終えてこのバスターミナルまで戻って来るたびに、半分安堵半分ぐったり、というのが正直なところです。 明日はとくに予定もないので、いまから次の訴状の起案でもしましょうか。 時間は仕事に使えるのですが、そろそろ本気で『急いで移動する』必要性が出てくるような気もするし、少々複雑な気分での、『超特急』の旅です。

超特急3便にて

8月最初の出張は、順当に大阪行きとなりました。
8時発の名神ハイウェイバス大阪行き超特急3便は、ざっと三割の乗車率。
となりにいた東京行き超特急は2割程度、入れ違いに入線して来た京都行きも同様です。夏休みの学生さん達で少しは混むかと懸念していましたが、杞憂に終わってまずは一安心。朝ご飯食べて少し寝るとしましょう。

なにせ今運んでいる訴状、書き上がったのが3時前です。

すずき事務所労働裁判事務統計 公開にあたって

 創業三周年に際して、開業のときからこれだけはやってやろうと思っていたことを始めます。

 それが今回の、『すずきしんたろう事務所労働裁判事務統計』の公開です。

 言ってしまえばこれは『この事務所に依頼をしてきた人たちがどれだけの結果をおさめたか=勝ったのか負けたのか』、に関する、創業以来の全データです。これから起こす訴訟がどんな運命をたどるか、といったものも含みますが、肝心なのは弁護士を相手取って本人訴訟で勝てるのか、についてきちんと説明をしたい、ということ。

 当事務所の新しい約束として、労働事案での裁判書類作成を受託したら結果にかかわらず全部この統計に反映させることにしますが、たくさんたまったらあるいは法社会学的に価値のあるデータにまとまるかもしれません。自分としても楽しみです。

 さて、見てもらうとわかるのですが…どうしても目障りなのが

 完全敗訴の欄に 1件

 記録があること。提訴後散々引き延ばされてから破産で吹っ飛ばれたのでこうなったのですが、よりによってこれは労働者6人まとめて1000万円超の訴訟を起こした事案でやられたので、表を作っても一番上にくるのがうっとうしい(怒)。

 いっそ『こちらに責任はないが敗北した』という欄でも作ってやろうかと思いましたが、それはあまりにも言い訳がましいし(笑)

 さらに、請求額に対する回収比率が35~65%に終わった事案でも、株式会社の取締役に割増賃金を払わせるような難易度の高いもの、お客さまが本当に回収したい金額を数倍上回る請求をぶつけて、譲歩したふりして目標額より多いお金をぶんどったものなどあって、単に請求額に対するパーセンテージのみで査定されるのも困るよな、とも思います。

 いろいろ悩んでいるうちに、気づきました。

 だから世間一般の法律関係事務所は、こんなデータを公開しないのか、と。確かに『請求額の50%を支払う和解を成立させました』と言ったって、それを半分負けたと読む人も半分勝ったと言ってくれる人もいるだろうし、そこへ来てこの事務所は、お客さまが気づいていなかった権利を引っ張り出して請求をてんこ盛りにする癖(?)があるためにどうしても見てくれの悪いデータが出てきます。

 おそらくはこのデータの公開で、このウェブサイトはより一層顧客を選別する傾向が強まるのではないか、と思います。そして僕の仕事はラクになるでしょう。

 なぜなら、自分の主張は裁判所で100%通り、司法書士はその主張『だけ』を訴状にまとめるだけの存在だと呑気に信じている素人さん(←当事務所のお客さん方からみれば、ヘソで茶がわくような…)はこのデータを当事務所の敗北の記録と読むだろうし、多少請求額から回収額が削れてもかまわないという立場でこの事務所に来てもらえるお客さまとタッグを組むならば、いろいろな駆け引きや手段選択の自由度は上がるに決まっていますから。

 もちろん今後も請求額の適切な選定には注意を払います(なんと言っても公開データになりますので)が、勝敗がわかるからといって勝ち筋の事件だけ受ける、という気は毛頭ありません。単に勝敗実績を公開している、と言ったって勝てる事件だけ受ければ見栄えのいい実績ができあがるだけなのだから、実は成果の公開には意味がない、ということもできるかもしれませんね。たとえば消費者金融業者相手の過払い金返還請求訴訟なんかは、起こせばコンスタントに100%~80%程度取って決着できるわけだし。

 そんな案件ばっかりやってる事務所なら見かけ上はスバラシイ勝利の記録を公開できる、でしょうよ。

 と言うことで。ちょっと冷めた目で見てもらえるのがよろしいか、とは思いますが、民事訴訟法のわかったお客さま、あるいは同業者さんたちは、一番最後の表をみて『簡易裁判所から地方裁判所への裁量移送』が件数の割りに多いことに気づくかもしれません。な~んにも考えずに基本給の請求だけかけていればあり得ない現象なので、その辺からこの事務所がやってることを少し推測してみてもらえると大変ありがたいです(笑)。

 さ、明日は8月初の出張です。ちょっくら大阪まで行ってきますよ。

 で、もう1件このデータに新しく追加が…あるいは2件かも?

リアルタイムな祝いの言葉

 ひょっとしたら、なにか巧妙に仕組まれていたのではないか?とさえ考えてしまうのですが、きのうの業務が終わったのは、今日の午前0時2分。前日の午後10時23分からかかってきた電話への対応で、あっさり日付を越えました。

 さて、声を大にして申しましょう。

 すずきしんたろう事務所は、本日創業三周年の記念日を迎えることができました…というより

 やったぁ 潰れずにすんだ

 というのが正直なところなのですが、日付が変わったと同時(正確には、0時1分58秒)に電話中のお客様から祝ってもらえるとは思ってもみませんでした。大変ありがたいことです。

 ただそこは当事務所のお客様、一筋縄ではいかない老練な乙女(←って形容矛盾?)ですので、電話をかけてきた当初は、『(日付が変わる)12時になるまえに終わらないと…』と気にしていたのに、お話を始めれば向こうは時計を見ていたやらいないやら。日付が変わる前には時間について一言もコメントせず、変わったとたんにピンポイントで指摘を放ってきた…この辺は作為を感じないこともないのですが、なにしろ相手は僕より年上な自称オトメのお客様ということであまり逆らわないことにしておきます。

 ちなみに、この8月10日で僕は33歳になるのですが…何か?

 さてさて、おそらくは前途多難な第四事業年度を象徴する滑り出しになりましたが、今を去ること三年前、社会保険労務士事務所として先行開業した当時と比べてみると

 こんなことになるとは思ってもみなかった

 というのが一番正直なところです。ワタクシ旅行書士です、石垣島へも宮崎へも長崎にもお客様のお金で行きましたがなんか文句あります?などという展開はまったく予想外でした。

 予想通りだったのは、労働分野での本人訴訟・裁判書類作成が業務の中心になりつつあること、だけです。あとはだいたい、期待はずれか予想外か嬉しい誤算、それにあわせてどうにか対応してたらこうなった、と。

 正直言って不動産登記の受託件数は少なすぎ。欲は言わない、せめて毎月3件は抵当権抹消登記のご依頼がありますように、と毎晩祈って床につくのですが(ウソ)毎月必ず『1件はある』が『それより多くは来ない』状態。これはいけません。

 それどころか、よその司法書士事務所の主要業務である不動産登記・商業登記・債務整理の三大分野については

 それらを全部あわせても毎月1~2件ですが…経営上の支障はございません

 と言ってよい状態。最大の注力分野である労働紛争解決支援を巡って予想をはずさなかったことが、この事務所が三年生きながらえた理由の一つです。

 まぁ大筋では、事前に考えていたよりはるかによい状況(なんと言っても、事業として健在だ)なのでよしとします。今日から旅行書士業務を中心にいくつかのサービスの変更を行いますが、僕なんかよりよほど、お客様のほうがイマジネーションに富んでいらっしゃる。皆さん方が『これ やってくれない?』と聞いてくださったから仕事になっている、そんな業務がこの先いくつ増えていき、この事務所がどう変わっていくのか、実に楽しみです。

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