高山本線 古井駅にて
岐阜から普通列車で40分ほどのところにあるこの小駅、岐阜地方法務局美濃加茂支局の最寄り駅です。
ですが高山本線は、古井の一つ岐阜よりの美濃太田までは日中約30分間隔で列車があるのに対し、美濃太田以北は日中最大2時間(笑)のあいだが空いてしまいます。行って帰ってくるだけでそれなりの準備を要するこの法務局、この秋以降4回目の参上です。
さて、無事に登記済の書類をもらって、帰ってきたのは時刻表上、帰りの岐阜方面美濃太田行き上り列車の発車20分前。僕に続いて窓口で切符を買おうとしたのは、30代後半とおぼしき会社員2人。彼らが何気なく『岐阜方面に帰りたいんだけど、次の列車は何時になります?』と尋ねたところから騒動がはじまります。
駅員氏「今日は高山近辺でかなり(列車が雪で)苦戦してますからねぇ〜20分ほど遅れるみたいですが」
会社員「うえぇぇぇ〜?(強度の動揺)」 矢継ぎ早に質問を発します。駅員氏はひたすら冷静です。
会「他に交通機関ってないんですか?」
駅「ないですねぇ(のんびりと回答)」
会「名鉄の最寄りは?」
駅「新鵜沼か、太多線の可児ですが」
会「タクシーだとどれくらい(お金が)かかります?」
駅「結構(な金額が)行きますよ。それに、タクシー自体呼んでもここまでくるのに時間がねぇ」
−−−ここまでで、すでに10分経過(徒過というべきか)−−−
会「どうしよう〜時間もったいねぇ〜 ○○の奴、わざと(美濃太田ではなく)こっちにつれてきやがったな・・・」
駅「ま、今日は何をやってもダメだと思いますよ」
結果としては、列車は10分遅れで到着したのですが…実は。
この列車がたとえ20分遅れで美濃太田に着いたとしても、美濃太田から先の接続は全く同じなんですわ。彼らが駅員氏と無駄に騒いでいるあいだ、高校生のカップルの方がよほど冷静だったのには、思わず笑ってしまいました。なにごとにおいても、専門家、というのは必要なようです。
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