「バイト、しませんか」

そんな言葉に応じて、名古屋市外の駅までやってきた昼下がり。中央本線勝川駅です。

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表題のような、きわめて簡潔なメールがお客さまから入ったのは昨日昼のこと。

それで軽々に応募するような奴には、近頃はやりの法教育が必要だろ

とつぶやいたかどうかはさておいて、夕方出勤してくる補助者さまとの話題はもうこれで決まり、です。どんな仕事と思う?という問いに即答して曰く、

…受け子♪

…受け子

彼女は彼女でまた別の所感を持ったようで、にこやかにつぶやいています。

なんだか楽しそうです…自分の雇い主にそこまで反社会的な行為を期待するか(苦笑)

ただ、こういう求人にうっかり応じたりすると詐取金の受領代行とか違法薬物の運搬とか労働紛争労働側裁判書類作成補助とか(あ、これはちょっと秩序破壊的だけど反社会的ではないはずだ)そういうのに従事させられることになったりするから困るよねー、やっぱり相続登記のご依頼がいいよねーと言い交わしたことではあります。

経緯をあらためて説明します。

月曜日のこと。東京から来られたお客さまと名古屋市内で会食したところ、同伴者の方がおられました。

興が乗ったゲストの方を引き留めるうち、お帰りの飛行機には空港最寄り駅である勝川からバスではなくタクシーなら大丈夫だろう、という時間に食い込んでお開きとなりました。

同日当該時刻、JR中央線名古屋口一帯は土岐市付近で発生した置き石のため、40分程度の遅れが続いておりました(^_^;)

16時台から飲み始めた怠惰な我々は、17時過ぎに発生した事故を知らずに楽しいひとときを過ごしていたのです。

ゲストの方が順当に乗り遅れた航空券は駅発行の遅延証明書の提示があれば払い戻しかなにかが受けられるらしい、ということになり、当事者のなかで唯一愛知県内にいる(ずいぶん都合のいいことには、電車に乗るのが好きな自営業者である)僕にアルバイトのご提案が降ってきた、ということなんだそうです。

このアルバイト、報酬は次回東京出張時の会食一回分とのことでしたが、詳細を聞いたところ証明書の取得を急ぐとのことでした。

特急料金として二次会一回分を追加せよ、と申し向け、珍しいアルバイトを終えました。

昨日までに地裁提出書類を一つ別のお客さまにお渡しし、ちょっと外に出るにはちょうどいい一日ではあった…と思います。

今月実施予定の東京出張ですが、いつも向こうで会食(および、相談)しているお客さまが向こうからお越しになったこともあって延期することにしました。

ただし、6月中に必ず出張を実施し、そのときにはお腹を減らして体調を整えておく必要があると認識しています。いまから。

贈ったり贈られたりする日

貢ぎ物をもって女性がやってきた。

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あ、省略が過ぎました。

正確には「(当ブログで)貢ぎ物と言っていいことになった贈り物」を持って「女性のお客さま」がやってきた、です。

例によって労働紛争労働側で予想を超える成果を得られたお客さまから、ということで遠慮なくいただきます。向こう半年ぶんの黒糖焼酎に加えて、お菓子のほうは…

勝利とその過程での(辛口な)助言への返礼、というわけではないはずです(遠い目)

このお客さまにも申し上げたこと。

くだらない事案、など存在しない、というのはウソだと思うのです(笑)今週も2件ほど、即決で不採用にしたお問い合わせはあります。

ただ、そのくだらなさ(ときには、やましさ・後ろめたさ・その他消極的あるいは否定的な何か)を自覚した人が「それでも何らか適切な法的手続きに載せてみたい」というならば、それは叶えられる世の中であってほしい、とは常々思っています。

むしろそうした面があるご依頼のほうが、ご本人のメンタルな面まで含めて好ましい結末にたどり着くことがあるようにも思えるのです。

このお客さまの事案がそうであったかどうかはもちろん、ヒミツです。

さしあたり、次はぜひ不動産登記のご依頼でお越しくださいと申し上げ、これにて一件落着といたしました。

夕方からはネパール料理のお店で会食が設定されています。

こちらはまさに不動産登記。相続登記のお客さまを紹介してくださった行政書士さんに、一席設けたところです。

週末は久しぶりに来客の予定がありません。来週からはまた新たに裁判書類の作成が始まるということで、一日お休みをとっておこうか考えています。

法匪と税金泥棒が説くノーワーク・ノーペイ

集配郵便局の前のポストは今日も、20時まで郵便物の取り集めを行っています。

労働審判手続申立書一式を投函して、今週は簡裁通常訴訟の訴状を作ってしまいましょう。もちろん労働紛争労働側での書類作成です。

しばらくブログには取り上げないでいましたが、別に労働紛争での書類作成から遠ざかっているわけではないのです。

ご依頼に際して、たまにあるのは「お客さまが他で得た情報が、間違っている」こと。

情報ソースはご自身の調査/敵の主張/相談担当者の指導とまぁさまざまなんですが、お客さまから見て社会的に偉そうなヤツには強めに引っ張られる傾向があります。

言い方を変えると、僕がなにか言っても簡単には信じてもらえない(苦笑)

今日は、そうした話しです。

守秘義務に反しないよう、事案を改変します。その労働者は引っ越し専門の輸送業者で働いており、一日に何件か指定された客先を回って作業します。日給は1日8千円、としましょうか。

当然ながらこうした就労形態では、労働者自身では訪問先や訪問件数を決定できません。

閑散期にはいると訪問先が減り、所定の退勤時刻前に1日の予定作業が全部終わってしまうことがあります。その場合は「やりじまい」=即時に退勤してよい、と言われていました。

で、給料日。退勤時刻が早く、1日の労働時間が8時間に満たなかった部分について一方的に賃金が減額されていることに労働者は気づきます。紛争の始まりです。

まず社長に直接、請求してみます。当然ながら、相手にされません。

内容証明を送ったところ、どこかの士業から回答書が来ました。

曰く、一日の所定労働時間に実働時間が満たなかったため、ノーワーク・ノーペイの原則に基づいて賃金を控除した。よって未払い金は存在しない、以後の連絡は代理人たる当職にするよう求める、と(ケッ)。

諦めきれない労働者はさらに、どこかの官署に相談します。つれない回答がでました。

曰く、実際働いてないんだから、賃金が払われないことについて労基法違反は成立しません。ノーワーク・ノーペイの原則もありますから、と。

十分難しい状態を作っていただいたところで、僕の出張相談となったわけですよ(苦笑)

運ばれてきたコーヒーを指して説明します。

じゃあこれ、お客は店にコーヒー一杯たのんで400円払う、という契約ですよね、と。

コーヒーが出てきたあとでお客がそれを半分だけ飲んで、代金200円だけ払って退店することはできると思いますか?と。

つまり、ある契約において権利者が、その権利があるのに自分の都合でその権利の一部を用いない(ここでは、コーヒーを全部飲まないで店を出る)場合、対応する義務(お金の支払い)を免れることができない、そんな考え方ができます、と。

受領遅滞あるいは民法536条、あるいは労基法26条といった条文を持ち出すよりマシな説明になるんじゃないか、と思ったのですがまだ納得は得られないようです。

ならば自分が経験した、どこかの士業やどこかの官署の対応はいったいなんだったのだ、と尋ねられたので

それは奴らが馬鹿だからです(キッパリ)

あ、適切ではありませんでした。

こちらではアホ、と言うのですか?ワタシ東日本の出だもんで(苦笑)

もう少し説明を続けます。彼らの説明には、主語が抜けている(か、ごまかしている)のです。

労働者が自分の意思で働かないことを選んだ場合には、使用者はその部分の賃金を払う必要がない、というのがノーワークノーペイの原則ですが、「労働者が」という部分をあいまいにすると法匪の言いがかりが成立しかけたり官署の相談担当者が税金泥棒になったりするわけです。

使用者の都合で早退させた労働者に対しても賃金をカットしてよい、などという見解が、ノーワークノーペイの原則の衣をかぶってでてくるわけですよ(遠い目)

制度改革以降あっちこっちで品質劣化が指摘されるあの士業が会社の代理人として詭弁を弄するのは理解できる(にしても、もう少し洗練された詐術を見せてほしい)として、問題なのは官署の担当者です。

通常はこうした場合「あとは裁判で争ってね♪」とにこやかにフェイドアウトなさる=役には立たぬが害もない助言を残して戦場から離脱するものなのですが、いったいどうしてしまったのでしょう。いまとなっては謎としか言いようがありません。

ともあれ本件、簡裁通常訴訟になりました。僕が自在に法律相談できる範囲におさまっています。

※こうした就労実態があっても、もし特約で、「作業終了後にただちに早退した場合、使用者は早退後の労働時間に対する賃金の支払いは要しない」といった定めがあれば労基法26条の休業手当で対処することになるのでしょうが、ここではそうした規定はない、という想定です。

«連休中に得たものは…

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